私は歯医者さんに行くのが好きなのですが、珍しい工具がたくさんあって、その工具を次々持ち替えて治療をしてくださるのがうれしいというか興味深い、勉強になります。ちょっと削ったら工具の刃先を交換したりするのがとても楽しいです。先日歯医者さんに行きまして久しぶりに歯のクリーニングをしてもらいました。歯科技工士さんがお上手で、歯には触らず、表面をなでただけ。ガリガリとかキーンとかは一切なく歯がきれいになりました。
そこで思い出したのですが、料理研究家の土井善晴さんが、チキン(むね肉とかササミとか)を調理するときは「あらアタシいつの間に煮えたのかしら??」と肉に気づかれないようにゆっくり低温で火を通すとしっとり柔らかい美味しいチキン料理ができますよ、と言っていました。
歯も鶏肉も同じですね。
金属やセラミックスを研削・研磨するときも、同じだなと思いました。
さーっと削れば反り・歪みが最小限になります。歪みやすいものを如何に相手に気づかれないように削るかは、砥粒とか研削液とか圧力・回転数など最適条件が必要ですね。
弊社のスペーサーは基本ラインナップは厚み10μmからですが、特別仕様では1μmから対応しています。(http://mirror-polish.com/spacer/) 絶対削られていることに気づいて欲しくないです。
石定盤の修正作業もしていますが、(http://mirror-polish.com/maintenance_of_surface_plate/ )石に気づかれないように削っているのでかなり広い面積(□600㎜)でも1μm以下の平面度を出すことができます。
話がだいぶそれました。歯医者さんの話は次回に続きます。
投稿者プロフィール

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CEO of TDC corporation.
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