VUCAな時代のヒント


VUCAは、 Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)の頭文字で、現代はVUCAな時代と言われています。
それはITの急速な普及やグローバル化など予測できない変化が予測できないスピードや角度で起こることだそうです。
ビジネスや経済においては、少し前の当たり前は、今の当たり前ではない、そもそも当たり前のものなんてない、と いうことをこれまでも頭では理解していましたが、最近は改めて実感する出来事が多いですね。

以前読んだものの中に、そんなVUCAな時代を生き残るヒントが紹介されていて、その時はふむふむとメモったのですが、いま改めてとても重要と感じるのでシェアしたいと思います。
そこには、VUCAな時代には、計画通りにいかないこと、思った通りの結果が得られないことがとても多い。見えないものをなんとか精密に見極めようと過剰な労力を使ったり、道を間違えたことを悔やんだり、次の一歩を踏み出すことにおびえたりするよりも、「計画通りにいかず踏み外した道から得られるものを活かすことが重要」というようなことが書いてありました。

こんなはずでは・・・と言いたくなるような予定外の回り道を楽しむために重要な素質は以下の5点だそうです。

  • 専門外の分野に対する「好奇心」
  • 未知なるものへの「冒険心」
  • 粘り強く続ける「持続性」
  • 逆境もポジティブに捉える「楽観性」
  • 変化に対応する「柔軟性」

TDCでは以前から「凧」のような会社であろう、と言っています。技術開発や日々のものづくりはほとんど失敗の連続です。トライ&エラーをあきらめずにひたすら繰り返した先にいつか成功があると信じて今日もひたすらトライ&エラーを繰り返しています。「凧」は逆風で高くあがります。心が折れそうになるような向かい風をこれはチャンスだ!と楽しむ心を忘れないようにしたいな、と思っています。

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