プラスチック/アクリル樹脂の性質・用途の解説 | 研磨加工事例の紹介

このページでは、TDCで行っているプラスチック/アクリル樹脂の研磨加工をご紹介します。

プラスチック/アクリル樹脂の鏡面加工、TDCの研磨加工に関しては、以下ページをご参照ください。

プラスチック/アクリル樹脂とは

プラスチック/アクリル樹脂とは、ガラスやサファイアなどを上回る美しい透明性と光の透過性に非常に優れた素材となります。

金属などの他の素材と比較すると硬度は劣りますが、耐久性・柔軟性があり割れにくく、加工がしやすいという点も大きな特徴のひとつです。

これらの特性を活かし、プラスチック/アクリル樹脂は水族館の大型水槽、窓材や照明器具などの建材、時計の風防などに使用され、私たちの日常生活においてもなじみの深い素材のひとつとなっています。

とくに耐熱性や強度を強化し、工業用の過酷な条件下でも使用されるものを「エンジニアリングプラスチック(エンプラ)」と呼びます。

エンジニアリングプラスチックに関する詳しい解説は、以下ページもご参照ください。

プラスチック/アクリル樹脂の研磨加工

前述のように、プラスチック/アクリル樹脂は硬度が低いため、傷が付きやすいというデメリットがあります。

わずかな擦り傷などでも目立ってしまうため、傷ができてしまった際には、表面を平滑化するために研磨加工を施すことが一般的となっています。

プラスチック/アクリル樹脂の研磨加工方法

一般的にプラスチック/アクリル樹脂は加工がしやすい素材であるため、研磨加工のための工法も以下のようにさまざまなものが存在します。

  • グラインダー等の高速回転する電動工具を使用したバフ研磨
  • コンパウンドなど細かい砥粒を含む研磨剤を用いた研磨
  • 有機溶剤を用いアクリル材の表面を溶解させる研磨
  • ガスバーナーで表面を炙り艶を出す研磨
  • 研磨フィルムを用いた微細な調整を行う研磨

これらはほんの一例となり、研磨の用途・素材の種類によって適切な研磨方法が用いられます。

TDCのプラスチック/アクリル樹脂の研磨加工

プラスチック/アクリル樹脂は加工がしやすい一方で、柔らかくダレやすいため精度が出しずらい素材です。

TDCでは、独自の加工方法とノウハウで、アクリル樹脂や各種プラスチックに対し高精度な研磨加工が可能です。

板材のみならずロールやシャフトの内外径、凸凹など、さまざまな形状に対応可能なほか、ミクロン単位での厚み管理や薄化加工も承ります。

どんな素材も研磨します。まずはご相談ください。
材料のご提案・調達 / 試験片製作 / 難削材 / 1点~量産 すべて可能です。

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TDCのプラスチック/アクリル樹脂の研磨加工事例

TDCでのプラスチック/アクリル樹脂の研磨加工事例をご紹介します。

その他材質についての加工実績は、下記ページよりご覧いただけます。
>>TDCの表面粗さ・面粗度実績

事例名・加工名① アクリル基板鏡面加工

アクリルは衝撃に強く、かつ水圧に耐えられる強固な素材であり、透明度も非常に高いのでガラスの代替品として用いられることが多いです。

ティ・ディ・シーでは様々な仕様のアクリルに対して鏡面加工(透明仕上げ)が可能です。

また金属やセラミックスに比べ柔らかいため精度の管理が難しいとされるアクリルですが、ティ・ディ・シーでは独自のノウハウで平面度や平行度、板厚の管理の管理も得意としております。

材料手配~形状加工を含めて対応可能です。

材質 アクリル
加工精度 Ra5nm以下(透明仕上げ)、平面度・平行度・板厚管理(保証値は仕様による)
サイズ 各種サイズに対応可

プラスチック/アクリル樹脂の研磨加工はTDCにご依頼・ご相談ください

TDCでは、材質に応じた加工ノウハウと、これまで蓄積された研磨加工技術により、あらゆるプラスチック・アクリル樹脂の研磨加工にも対応することが可能です。

  • もっと透明度の高いアクリル部材が欲しい
  • より高精度な加工ができるアクリル研磨業者を探している
  • 納品までの日数・工数を削減したい
  • 他社で断られてしまった

など、プラスチック/アクリル樹脂の研磨において、上記のような課題がある場合は、ぜひ一度TDCにご相談ください。

お困りごとをヒアリングし、ベストな解決策を提案させていただきます。

どんな素材も研磨します。まずはご相談ください。
材料のご提案・調達 / 試験片製作 / 難削材 / 1点~量産 すべて可能です。

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