
SUS(ステンレス)素材のテストピース・試験片の製造・販売
このページでは、TDCで製作が可能なSUS(各種ステンレス)素材のテストピース・試験片をご紹介します。
テストピースの発注でお困りの方は、以下のページもあわせてご確認ください。
・ナノオーダーのテストピース(試験片)製作・販売 | 対応材質230種以上
テストピース(試験片)とは
テストピースとは、品質の確認や機械的性質を知るために使われている試料のことで、別名「試験片」とも呼ばれています。テストピースは試験したい部材から小片を切り取ったものを使用します。
材質の性能試験には「強度試験」「腐食試験」「塗料試験」「接着試験」「耐薬品試験」「耐摩耗試験」「溶接試験」などがありますが、これらの試験を行う際は、部材や製品を用いて試験をするのではなく、テストピースを使います。
テストピースは試験結果に影響を及ぼさないよう、厳しい寸法精度や面粗さが求められます。そのためテストピースの製作を依頼する場合は、高い加工精度や高品質の製品を提供できる業者に依頼をしましょう。
TDCのSUS素材テストピース・試験片
TDCでは、各種SUS(ステンレス)素材を用いたテストピース・試験片の製作を承っております。
弊社が得意とする研磨・研削技術により、表面粗さ Ra1nmの鏡面から梨地(曇りガラス状態)まで、あらゆるテストピースを作り分けることが可能です。
切り出し加工から、製作、測定まで、自社工場にて一貫して行っており、個体によるバラツキのない超高精度の製品を納品いたします。
いずれのテストピースも、非接触式測定機にて測定した表面粗さのデータも同封しておりますので、各種試験に安心してご利用いただけます。
短納期、小ロットにも対応いたしますので、ぜひ一度ご相談ください。
テストピース・試験片の製作・加工が可能なSUS素材一例
以下は、ご依頼をいただくSUS素材の一例となります。
素材名 | 材質の特徴 |
SUS301 | SUS304からニッケルとクロムを低減させ、炭素の含有量を多くした素材です。素材強度が高く、他のステンレス素材と比べて強度が高くなります。 |
SUS303 | 切粉がきれいに出るため、削りやすく、機械加工がしやすいという特徴があります。 |
SUS304 | 他のステンレス鋼と比べて、冷間加工性や溶接性に優れており、曲げ加工や溶接加工なども行いやすい素材です。 |
SUS310 | ステンレス鋼の中でも耐酸性化に優れ、耐熱鋼としてよく使用されます。 |
SUS316 | 各種媒質に優れた高い耐食性を持ち、海洋環境にも適しています。 |
SUS321 | SUS304をベースにチタンを添加し、溶接部の耐食性を改善したステンレス鋼です。高温強度が高い点も特徴です。 |
SUS403 | 耐食性と熱処理後の靭性に優れ、焼き入れ焼き戻しにより硬化させる事ができます。耐熱性・高強度が必要な用途に適してます。 |
SUS410 | 熱処理後の耐食性や高い機械加工性を持つステンレス鋼です。耐食性は他のステンレス材には劣りますが、焼入れにより硬度強化が可能です。 |
SUS420J2 | 炭素の割合が高く、限りなく鉄に近い性質を持っていることが特徴のひとつ。錆が出やすいデメリットもありますが、焼入れ・焼き戻しなどの熱処理により高強度と高硬度が得られます。 |
材料のご提案・調達 /
試験片製作 / 難削材 / 1点~量産
お任せください
電話受付:平日8時30分~17時20分
TDCで行っているステンレスの研磨加工については、『ステンレスの特徴・用途 | 精密加工例』ページもご参照ください。
TDCのSUSテストピースの製品例
TDCで製作するSUSのテストピースは、弊社の公式オンラインショップから一部ご購入いただけます。
TDCのテストピースは、ラップ研磨加工により片面をRa1nm以下の鏡面に仕上げています。何枚ご注文いただいても品質や表面粗さにバラツキがないのも特徴です。
オンラインショップで提供しているテストピースの製品例については、以下の表をご確認ください。
SUS304

製品名 | 鏡面試験片 テストピース 基準片 ラップ研磨仕上げ SUS304 ステンレス |
品番 | testpieceSUS304 |
材質 | SUS304 |
面粗さ | Ra<1nm(面粗さデータ同封) |
サイズ |
|
枚数 | 1、5、10、20 |
特徴 |
|
SUS316

製品名 | 鏡面試験片 テストピース 基準片 ラップ研磨仕上げ SUS316 ステンレス |
品番 | testpieceSUS316 |
材質 | SUS316 |
面粗さ | Ra<1nm(面粗さデータ同封) |
サイズ |
|
枚数 | 5、10、20 |
特徴 |
|
TDCの基本情報
関連ページ