
タリロンド
TDCで使用しているテーラーホブソンの『タリロンド』について解説をします。
タリロンドとは
「タリロンド」とは、テーラーホブソン社により提供されている高精度真円度測定機のシリーズ名のことです。
現在の製品ラインナップは、以下となっています。
- タリロンド595H PRO
テーラーホブソン独自のソフトウェア補正により、高精度な測定が可能な高精度真円度測定器です。卓越した真直度測定、真円度測定精度を実現しています。 - タリロンド585H PRO
オートレベリング、センタリングとゲージの自動回転機構が備わったシリーズです。 - タリロンド565H PRO
ゲージが手動回転式ですが、精度・機能はタリロンド565H PROと全く同じ。リーズナブルなラインとなっています。 - タリロンド400H シリーズ
業界屈指の速度と位置制御により、高精度・量産工程に適したシリーズとなっています。
テーラーホブソン
「テーラーホブソン(Taylor Hobson)」はイギリスの精密測定機メーカーで、2004年より世界中に220以上の製造拠点を持つ電子機器および電気機械装置のアメリカのグローバルメーカー「アメテック社(AMETEK)」の傘下となり、「アメテックテーラーホブソン」となりました。
「表面形状、粗さの測定分野で常に世界一であること」を理念に掲げ、最高レベルの測定ソリューションをグローバルに提供する企業です。
TDCで使用しているタリロンド
TDCでは、以下のタリロンド機種を導入しています。
- タリロンド395
高精度 真円度測定機
タリロンド395は、アーム姿勢と向きを自動制御できる柔軟性やアーム、コラム、スピンドルと検出器を自己校正できる使いやすさを兼ね備えた高精度真円度測定機です。
高精度エアスピンドル回転精度は±0.01µm、検出分解能最高1.2nmと、高い信頼性と精度を誇るほか、アクティブ防振機構および環境保護機構搭載、全ての軸の高精度な位置決め性能といった安定性も持っています。
本測定機を使用し球やシャフト、ロールなどの真円度を計測します。加工中にも加工者自ら測定をし、高精度な面粗さを実現します。
また、出荷時には品質保証データとして提供します。

その他のTDCで使用する測定器については、『測定機器』ページをご確認ください。
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