計測機器・工作機械における精密加工でのソリューション
TDC(株式会社ティ・ディ・シー)で提供している、計測機器・工作機械分野における精密加工のソリューションをご紹介します。
計測機器とは
一般的な計測機器とは、長さ・体積・重さを計測する度量衡をはじめ、時間・力学・熱・電磁気・光学的な物理量や変化を測定する機器のことを指します。
加工や精密部品を製造する企業にとって、計測機器は必要不可欠なものであり、より精度の高い計測機器を用いることで、製品の精度も高くなります。
工作機械とは
製品に穴を開けたり、切り取ったり、磨いたりする機械を「工作機械」と呼びます。
従来は、人の手により加工が行われていましたが、人員不足や作業効率の向上のため、現在では自動化され安定した精度を持つNC工作機械の導入が多く見られます。
NC工作機械とは「Numerically Control」の頭文字を略したもの。翻訳すると数値制御を意味し、ハンドル操作で行っていた加工を数値化し、装置に司令を出すことで自動化するというものになります。主軸の回転数や加工条件といった加工内容、それに基づく機械の動作制御に至るまで行われます。
また、近年ではコンピュータによる数値制御機能を備えているCNC(Computerized Numerical Control)工作機械と呼ばれる工作機械もあります。
計測機器・工作機械における精密加工
計測機器・工作機械にとって、もっとも重要となる加工精度。精度が高い機器を使用して作られた部品は、当然ながらその精度も高くなります。
これらの機器に使用されている部品もまた、精度が高い計測機器・工作機械によって作られています。
このように精度を追求していく際に大事になる基本原則が、工作機械の「母性原理(copying principle)」です。
これは、「部品の精度はその部品を作る工作機械(マザーマシーン)の精度によって決まる」という特性を表した言葉です。
言い換えると、「計測機器・工作機械を超える精度の部品は原則として作ることができない」ということで、精度の高い計測機器・工作機械を作るためには、より精度が高い計測機器・工作機械が必要になることを意味しています。
TDCの計測機器・工作機械ソリューション
計測機器・工作機械ソリューションとして、精密に仕上げられた定盤、XYステージ主軸の精度加工、精密送り用のレール、位置決め治具、エンコーダ用のガラススケールなどを作成し、精密な寸法制御技術によって計測機器や工作機械の部品に多く役立てられています。
計測機器や工作機械において、平面度の保証や位置決めは解決が必須な課題となります。より精密な計測・工作を可能とするためのソリューションをTDCでは提供しています。
ご使用中の治具、定盤、吸着板など研磨にて修正させていただくほか、新規製作も材料の手配から精度管理まで一括して製作いたします。
計測機器・工作機械ソリューションへのこだわり
計測機器・工作機械において重要となる平面度に関して、広い面積まで保証が可能となっています。
また、一般的な企業では難しいとされている特殊な材質や柔らかい材質であっても高精度な平面度を出すことが可能であり、基板の端までダレることなくシャープエッジの平面度を出すことができます。
新型の測定機を導入しているため正確性が高く、更なる高精度を目指すことも可能となっています。
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